YKKグループ(東京都千代田区)は11月10日、2022年度第2四半期の連結累計業績(2022年4月〜9月)を発表した。AP事業は、売上高が前年同期比12.4%増の2393億円となった一方で、営業利益は前年同期比55.2%減の46億円となった。
国内では、樹脂窓やアルミ樹脂複合窓などの販売が好調に推移した。7月には、業界トップクラスの耐積雪、耐風性能を持つスチール折板屋根カーポート「ジーポート Pro」シリーズを発売。また9月には、西日本エリアにおけるエクステリア施工技能者の育成や施工品質の向上を推進するため、エクステリア施工技術研修所「DO SPACE 四国」を開設し、市場の拡大が期待されるエクステリア分野の事業強化を図った。海外においては、北米やインドネシアで販売が好調に推移し、市場が悪化している中国でも、販売が前年を上回った。しかし、利益は販売増のほか、価格改定やコストダウンを進めるも、資材価格高騰の影響を吸収しきれず、減益となった。
グループ全体の業績は、売上高は4438億円(前年同期比15.7%増)、営業利益は319億円(同2.5%減)、経常利益は352 億円(前年同期比6.1%増)、四半期純利益は243億円(同4.2%増)だった。
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