“デザイン×高性能”な建築家と生活者をマッチング

高性能住宅を求める生活者と工務店を結ぶマッチングサービスを展開している住まいるサポート（神奈川県横浜市）は10月から、新たに建築家とのマッチングサービス「Archi Concier（アーキコンシェル）」の提供を開始した。“建築家と創る高気密・高断熱住宅”を謳い、高性能な住宅を設計可能な建築家のみを紹介する。デザイン性、個性的な住まいへのニーズを満たしつつ、高い性能も両立させた住宅を普及させていく。

さらに、グリーンを身近に置こうと考える人や親子で DIYを楽しもうとする世帯は、自社の家づくりの考え方との親和性も高く、暮らしに対する価値観を共有できる顧客層に訴求する効果も発揮しているという。

「Archi Concier」ウェブサイト

アーキコンシェルでは、建築家の紹介に加えて、ファイナンシャルプランナーによる資金計画の診断、住宅ローンの審査・申込、設計・施工スケジュールの管理、施工業者の選定まで、同社のスタッフ（コンシェルジュ）が建築家と施主の間に立って調整する。サービス開始時点で、20人の建築家が登録している。

建築家は、設計時に断熱性、気密性、耐震性、劣化対策の性能に関する基準を満たし、かつパッシブデザイン、メンテナンスに配慮した外壁・屋根材を採用する、などの条件が課されている［表］。木造では主要構造部全体への防蟻処理、RC造は外断熱など、構造に応じた要件も。

土地探しも同社が支援する「建築家紹介＋土地探しコース」、2組の建築家からそれぞれ提案を受け、要望や予算に合った建築家・提案を選べる「設計コンペコース」も用意。利用料は無料（設計コンペコースのみ有償）。

工務店を紹介する場合に比べ・・・

この記事は新建ハウジング11月10日号 7面（2022年11月10日発行）に掲載しています。