セキスイハイム近畿(大阪市)は、セキスイハイムグループが展開する「全国一斉まちづくりプロジェクト」における同社北近畿エリア第一弾として、「スマートハイムシティ北平野」(京都府福知山市)の販売を開始した。総区画数37区画。同プロジェクトのコンセプトである「スマート&レジリエンス」具現化した、地球環境にやさしく災害に強いサステナブルなまちを実現する。
建築するセキスイハイムも、同コンセプトに基づき、環境へのやさしさや先進技術により便利な暮らしを実現する「スマート」と、日常はもとより災害など非常時への対応や将来の安心を提供する「レジリエンス」を兼ね備えている。ポイントとなるのは以下の4点。
①PV、蓄電池、HEMSの3点セット搭載で、全邸をZEH仕様としていること。可能な限り自然エネルギーを活用するグリーンな暮らしを実現する。
②良質な室内環境を実現する換気・空調システム「快適エアリーT-SAS(ティーサス)」を標準搭載。換気システムでは、高性能3層フィルターにより有害物質(ウイルスを除く)の侵入を抑制した外気を取り込み、室内空気を入れ替える。抗ウイルス対応フィルターを採用した空調システムでは、室内空気が循環する過程でフィルターに付着したウイルスの働きを抑制することが期待できる。
③豪雨災害や在宅避難に備えるレジリエンスメニューを全邸で採用していること。災害に備えるまちを実現するために、雨水を地中に一時貯留する「クロスウェーブ」を、近畿エリアで初めて採用している。下水管への雨水排水量を抑制することで、内水氾濫の抑制を図る。断水時でも数日分の飲料水を確保できる「飲料水貯留システム」の設置も選択可能。
④センサー機器を活用したホームセキュリティ「Secual(セキュアル)」を全邸に設置。異常時にはゲートウェイ機器と連携して警報ブザーを鳴らすとともに、スマートフォンへの通知も行うため、速やかに異常を知ることができる。まち全体で防犯意識を向上させることで、安心して長く暮らせるまちづくりを幅広くサポートしていく。
また同社では、まちをトータルでプランニングする「まちづくりデザインガイドライン」を策定し、豊かな自然環境と共存する統一感のある美しい街並みを計画している。具体的には、自然環境を活かす開放感のあるフェンスや塀の採用、道路と門柱の間に植栽を配置する中間領域を設けることで、居住者がゆとりや緑を感じられるように配慮する。住民同士のコミュニケーションを促すため、エクステリアのメンテナンス講座をはじめ、住環境に関する各種イベントも開催予定。
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