旭化成建材(東京都千代田区)は、断熱材の高性能化を推し進める。9月11日、ポリエチレン系断熱材「サニーライト」の生産・販売を2013年3月末で終了すると発表した。同社は8月から後継品として高性能フェノールフォーム断熱材「ジュピー25」の販売を始めている。
「ジュピー25」は、同社の床充填専用フェノールフォーム断熱材「ジュピー」を薄型化し厚さを25mmとした製品で、「サニーライト」の主力である40mm品を上回る断熱性能を持つ。2020年までの省エネルギー基準適合義務化に向けた動きのなかで、「サニーライト」は今後の販売量の拡大が見込めないと判断した。
同社は、今後、高性能断熱材の需要増が見込まれることから、2014年4月の稼働開始を目標に、高性能製品の「ネオマフォーム」と「ジュピー」の生産能力を増強する計画を進めている。
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