ゆたか建設[埼玉県狭山市]
都市部から、近郊の地域への移住者が増えている。ゆたか建設は、飯能市の「飯能住まい」制度を利用して移住してくる人々から人気を集めている工務店だ。SNS・自社サイトを起点にしながら、リアルのイベントに必ず誘導し、地域の魅力を理解してもらいながら、移住者の心をしっかりと自社に向けさせている。
飯能住まい制度は、いわゆる半農のライフスタイルを取り込んだ移住支援制度。東京都青梅市に隣接した南高麗地区の一部地域に、同市が定める優良田園住宅の基本方針を満たす住宅を建設して移り住むと、最大100万円の補助金が支給される。
これまで、同制度を利用して飯能市に移住した家族は約60世帯。その5分の1にあたる12世帯が同社の顧客だという(うち5世帯はこれから着工)。ちなみに、同制度を初めて利用したのも、同社の顧客だ。
社長の安食一さんによると、移住者の顧客は「30代から40代前半の家族。夫の年収は・・・
この記事は新建ハウジング10月30日号 16面(2022年10月30日発行)に掲載しています。
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