ARKLET(アークレット、名古屋市)は11月1日、設計データからメタバース展示場を作成できるシステム「Metavuild」のβ版をリリースした。
対象のファイルをアップロードするだけで建築物がワールドに逐次的に生成される仕組みで、設計図から5分で仮想空間に建築・展示が可能。ハウスメーカー・工務店の担当者がファイルのアップロードから詳細な編集まででき、CG制作等の外注費を大幅に削減できる。時刻に応じて太陽の位置が変化する日照シミュレーション機能を搭載しており、各時間帯の日の入り方を再現して実際の居住空間でのシミュレーションを行えるという。
利用者は、PC・スマホからオンライン上で気軽に住宅展示場を体験可能。ハウスメーカー・工務店がアップロードした建物は瞬時に反映されるため、利用者はアップデートすることなくMetavuild内のワールドを楽しめる。
新型コロナの影響で住宅住宅展示場への集客が難しくなり、出展費用と効果が見合わず住宅展示場から撤退するケースも出てきたことや、メタバース空間での展示においてもCG制作のコストやクリエイターが必要といった課題を踏まえ、同社は設計図からメタバース空間に建造物を再現できるシステムを開発。ダイレクトインポートシステムの技術によって、同一プラットフォームの中で瞬時にアップロードが可能になり、「Metavuild」を導入することで、時間をかけずにメタバース上での住宅展示場を実現できる。
今後、ハウスメーカーや工務店に役立つ機能を順次リリースし、同システムを全国に展開していくとしている。
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