三井ホーム(東京都新宿区)は9月4日、三井不動産(東京都中央区)が参画する公・民・学連携のスマートシティプロジェクトが進められている千葉県・柏の葉キャンパスエリアにおいてツーバイフォー工法による実証実験住宅「次世代スマート2×4 “MIDEAS”」を完成した。実証実験は11月に開始予定とする。
MIDEASは、高断熱・高気密に創エネ・蓄エネ技術を組み合わせたLCCM住宅(CASBEE戸建ー新築:2010年版、環境効率S☆☆☆☆☆:申請中、LCCM住宅☆☆☆☆☆:申請中)。
住宅業界初となる電気エネルギーの自給自足に向けて、系統電力に頼らず、大容量の屋根一体型太陽光発電システム、電気自動車対応のパワーステーション(ビークル トゥ ホーム方式)、ダブル蓄電池、アシスト電源(ディーゼル発電機)などを導入。また、磁界共鳴技術を使ったEVワイヤレス充電設備も業界で初めて設置する。
さらにエネルギー情報に加え、室内の温室度や照度、気象情報を取得して窓やルーバー、家電、照明をコントロールする機能を備えた独自開発のHEMSについても検証、実用化をめざす。
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