不動産情報サービスのアットホーム(東京都大田区)は10月28日、同社の不動産情報ネットワークで消費者向けに登録・公開された首都圏新築戸建ての9月の価格動向を発表した。
首都圏全体の平均価格は4467万円で、前月比1.0%上昇。8エリア全てで11カ月連続前年同月超えとなり、上昇傾向が継続している。埼玉県をのぞく、東京都(23区/都下)、神奈川県(横浜市・川崎市/他)、千葉県(西部/他)の6エリアで、2017年1月以降最高額を更新した。神奈川県他の最高額更新は12カ月連続となる。
エリア別では、23区の前年同月比が14%増と大幅に上昇し、前年差額が800万円以上となった。7000万円以上の物件割合が前年同月から12.7ポイント増加したことが要因となっている。横浜市・川崎市では、3000万円台以下の物件割合が前年同月から14.4ポイント減、6000万円以上の割合が7.9ポイント増となり、10.2%増の上昇率となった。平均価格指数は、神奈川県他が2021年10月以降12カ月連続で上昇し、前年差が10.5ポイント増の2桁台になった。
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