コムテックス(富山県高岡市)は10月26日、施工管理アプリ「Kizuku/キズク」のオプション機能として「安全衛生機能」を正式にリリースした。
同社が住宅メーカー向けに提供している「労務安全管理システム」の仕組みをSaaS化したもので、自社および協力会社の会社情報・作業者情報をクラウドで一元管理できる。建設業許可や保有資格期限を自動チェックするなど、適切な情報管理ができるという。登録情報やテンプレートを活用して建設業法関連の安全帳票の作成フォロー・自動出力を行うほか、入退場スタンプに加え電話発信による入退場打刻が選択可能となる。また、元請会社独自のKY情報や作業に合った安全作業チェックリストを表示するなど、安全な現場づくりをサポートする。同社は同機能によって、情報収集・管理業務の効率化とコンプライアンス向上を支援するとしている。
同社は、これまで建設現場の労務安全管理を支援してきた経験と、業界全体でコンプライアンス対策が急務となっている状況を踏まえ、中小現場にも適したサービスとして「Kizuku」に同機能を追加した。年内には、現場の労災保険料を削減可能な「労災機能」も追加予定。「現場の入退場情報」と「作業員の賃金情報」が把握できるようになり、労災保険料の算出方法を「みなし賃金」から「実質賃金」方式へ見直すことで、効率良くコストダウンが図れるという。
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