LIXIL(東京都江東区)は、使われなくなったタイルを募集し、そのタイルを再利用してアート作品を創作する「みんなのタイルアートプロジェクト」において、東京藝術大学の学生とともに創り上げたアート作品が完成したと発表した。作品は、INAXライブミュージアム(愛知県常滑市)内に展示している。
同プロジェクトは、タイル名称統一100周年を記念し、タイルの魅力に光を当てた活動として展開。新築・リフォーム検討時にもらったサンプルやDIYなどで余った使われなくなったタイルを募集し、集まったタイルからアートな重石40個を創作した。作品のコンセプトは「- pile tile – 大きな平面、小さな立体」。同じタイルが並び大きな平面に張り付けられている姿ではなく、素材も大きさも違ったタイルで小さな立体を覆うことを考えたもので、生活の中でタイルの個性を新たな視点から楽しむことのできる重石となっているという。重石は、INAXライブミュージアム内の看板・バス停やタープを支えたり、数個を重ねてスツールとするなど、様々な用途で使用される。
なお、同プロジェクトは、使い終えたものを別の価値あるものに生まれ変わらせる「アップサイクル」の考え方に基づくものであり、SDGs12「つくる責任 つかう責任」に関連している。
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