太陽光発電導入にかかる初期費用を軽減すべく、PPA(第三者所有)やリースといった手法が注目されている。LIXIL TEPCOスマートパートナーズ(本社:東京都江東区)も、製品代の負担は実質ゼロ、発電した電気を無料で自家消費できるサービス「建て得」を展開し、太陽光発電の普及に力を注ぐ。同社の柏木秀社長にサービスの特徴や、市場のニーズについて聞いた。
――「建て得」シリーズの利用状況は。
現在、全国で3700社を超える工務店・ビルダーに利用のご登録をいただいている。小規模工務店の利用も大変多い。利用棟数も累計で1万5000棟を突破し、2022年度は5000棟を超える見通しだ。弊社は、ZEH化にかかる費用負担の増加を軽減し、ZEHの普及を後押ししたい、という思いでサービスを提供している。ZEHに取り組む工務店とは親和性が高く、理念への共感も得られた結果ではないかと考えている。
省エネ基準でも利用可に
――建て得シリーズのサービス内容は。
建て得シリーズは、いずれも弊社がお施主様から売電収入をいただく代わりに、お施主様は実質ゼロ円で・・・
この記事は新建ハウジング10月20日号 16面(2022年10月20日発行)に掲載しています。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。