ひょうご木のすまい協議会は9月24日、地域産木材を使用し、かつ木材利用を推進するための工夫が施された建築を審査・評価する「地域材利活用建築デザインコンテストin兵庫2022」の公開審査・表彰式を兵庫県民会館で開催した。応募総数16点の中から一次・二次(現地)審査を経て選出された5作品によるプレゼンテーションが行われ、最優秀賞にはCOCCA+あかい工房(兵庫県神戸市)の「pucapucaコミューン」が選ばれた。
同作品は、「丹波篠山キャンプ場やまもりサーキット」に併設された「草山温泉 やまもりの湯」の隣に位置する休憩施設。民間のプロジェクトとして計画され、温泉利用者が休憩するための機能はもちろん、食と地域の暮らしの関係性を知る「地産市場」としての機能や、里山の生態系や循環を学ぶ「庭」としての機能もあわせ持つ建築となっている。
同チームを代表して発表を行った今津修平さん(MuFF代表取締役)は「庭の中心的な位置に“方向性がない・・・
この記事は新建ハウジング10月20日号 15面(2022年10月20日発行)に掲載しています。
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