三菱地所ホーム(東京都新宿区)はこのほど、玉川学園(東京都町田市園)と「『木』を媒介とした取り組みに関する協定」を締結した。
三菱地所ホームが運営する木造木質化推進プラットフォーム「KIDZUKI」と、玉川学園が運営する木の輪(ネットワーク)を広げるプラットフォーム「Tamagawa Mokurin Project」(Mokurin)が連携し、「木」を媒介にした取り組みにおいて相互の活動を協力・推進するというもの。これにより、木を素材とするものづくりや、森林や木への理解を深める教育、木を使ったソリューション、SDGsや環境課題への取り組みなどにおいて双方で協力し、「木」の新たな価値の創造や環境負荷低減、森林保全、人材育成を図っていく。
「木でもっと、住みよい街にしたい」がコンセプトの協業プロジェクト「KIDZUKI Local」では、第1弾として横浜市栄区にて木製プロダクトを活用した地域の賑わい創出に産学連携で取り組む。玉川大学芸術学部のスタッフとゼミ生が企画・制作を推進し、KIDZUKIは材の提供と開発サポートを担当。協働してフィールドワークを行い、街づくりの視点から新たな木の可能性を探る。このほど、高齢者はもちろん、若い世代が移住して住み続けたいと思える街となるよう、木のデザイン構想を開始した。
今後、「KIDZUKI」と「Mokurin」の連携を進め、環境教育(木育)の視点から新たな木の価値の創造や環境・社会課題の解決、持続可能な未来を実現していくとしている。
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