積水ハウスは9月4日、元社員による一級建築士資格の詐称問題について声明を発表した。神奈川県内にある同社建築士事務所に在籍していた元社員(52歳、1989年入社)が一級建築士資格を詐称していたことについて謝罪するとともに、この社員を8月に懲戒解雇したと報告。また、刑事告発を速やかに行い、再発防止に向けた取り組みに注力するとした。
同社では、元社員が関与した物件の特定と該当物件の設計図書をもとにした安全性確認調査を開始。すでに建物の構造・防耐火仕様が適正であることを確認しているとする。関与物件数は神奈川県下で758件、その他エリアで4件で、そのほとんどが低層プレハブ賃貸住宅だった。
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