LIFULL(東京都千代田区)がこのほど公表した、過去3年以内に注文住宅を建てた全国の男女500人に実施したアンケートの結果によると、建築会社を選ぶ際の決め手として、最も多かったのが「担当者との相性」(41.4%)で、次いで僅差で「住宅性能(高気密・高断熱、省エネなど)」(39.7%)となった。3番目は「希望の間取り・デザインをかなえる設計」(31.9%)だった。
家を建てた時期別にみると、過去6カ月以内に家を建てた人は「担当者との相性」と並んで「住宅性能」が高い傾向にあった。住宅性能を重視する人が増えたのは、住み心地の快適さに加え、住宅ローン控除やこどもみらい住宅支援事業など、省エネ性能に応じた控除額・補助金となっていることが影響していると考えられると、同社は分析している。
住宅性能については、「耐震・免震・制震構造」(56.3%)、「高気密・高断熱」(54.7%)、「オール電化」(50.3%)、「長期優良住宅」(47.0%)などが全体の約半数で導入されている。家を建てた時期別でみると、過去6カ月以内で、特に「長期優良住宅」「ZEH」「省エネ基準適合住宅」「高気密・高断熱」「防音・遮音」「オール電化」で他の期間よりも高くなっている。
費用については、想定した予算よりも購入額が「高くなった」のは68.8%で、「安くなった」が7.4%、「ほぼ同額」は23.8%だった。「高くなった」と回答した人の中で、最も多かったのは「100万~300万円未満」(22.2%)、次いで「300万~500万円未満」(20.2%)だった。
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