建築家の谷尻誠さんらが参画する自然環境を生かしたネイチャー・デベロップメント(開発)事業を展開するDAICHI(東京都世田谷区)は新事業として会員制の貸別荘サービスを本格展開する。今年7月には、その第一弾となる木造2階建て(SE構法)の貸別荘「DAICHI ISUMI(ダイチ イスミ)」が千葉県いすみ市に完成。9月15日に現地で開いた完成見学会には、工務店やメディア関係者など約30人が参加した。
同事業には、DAICHIの代表でプロジェクトマネージャーの馬屋原竜さんを中心に、造園家の齊藤太一さん、建築家で設計事務所SUPPOSE DESIGN OFFICE(同渋谷区)の代表を務めながら、起業家として複数の事業を手がける谷尻さんが参画している。
いすみ市内にある約574㎡の土地に完成した貸別荘は、延べ床面積192.55㎡で、最高高さが約5.4m( 軒高5.1m)。オーナーは谷尻さんで、DAICHIが運営を担う。設計はSUPPOSE DESIGN OFFICE、構造計算はエヌ・シー・エヌ(同港区)、施工はセットアップ(同江東区)とE・M・LUMBER(神奈川県相模原市)、造園はDAISHIZEN(同川崎市)が手がけた。
キャンプの体験価値を「建物」でも
完成見学会で谷尻さんは、貸別荘の事業を立ち上げた背景について、自身が年に20回以上キャンプをする中で、「自然環境で仲間と・・・
この記事は新建ハウジング10月20日号 6面(2022年10月20日発行)に掲載しています。
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