国土交通省は9月4日、三井ホームが施工中の木造準耐火建築物で建築基準法違反が見つかったと発表した。大臣認定の仕様と異なる仕様で施工されていたもの。同社によると、41都道府県で2942件の物件に同様の疑いがあるという。
不適合施工の内容は、石こうボードを止めつけるねじが認定仕様とは異なっていたというもの。同様の疑いのある物件の所在地を都道府県別でみると、東京都が最も多く1674件、ついで神奈川県の529件、大阪府120件が続く。国交省は関係する自治体に情報を提供し、調査を依頼した。違反が見つかれば、是正措置を講じるよう指示する。
ツーバイフォー工法では、住友林業(8月24日公表)でも不適合施工が判明していることから、国交省は2社が所属する日本ツーバイフォー建築協会に対し、他の会員からも報告を求めるよう要請した。
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