新潟家守舎(新潟県新潟市)の小林紘大さんは、年間受注3棟~20棟の地域工務店に限定し、設計・施工やブランディング、営業・集客などさまざまな業務を“伴走型”で支援する「工務店のパートナー」としての事業を展開している。住宅の価格高騰や職人不足など住宅市場が厳しさを増すなか、地域の工務店には、業務効率化や生産性向上を図りながら、自社の家づくりの独自性(特色・武器)をこれまで以上に強く打ち出していくことが求められている。
工務店に勤務し「設計や現場管理をはじめ、あらゆるポジションの実務経験がある」という小林さんは、人材や資本力などリソースが限られている工務店が、生産性が高く独自性のある経営や家づくりを行っていくために、志を共有する外部パートナーに技術的な支援を求めたり、一部の業務をアウトソーシングする形を提案。
実際に、地元新潟を中心に、工務店のブランディングや営業・集客を担ったり、高性能化の技術的アドバイスを行うなどして成果を上げている。生活者のニーズや市場の変化を見据えて、外部パートナーとしての小林さんと連携しながら、自社の家づくりや経営の特性を生かした事業を展開する工務店の事例を追った。
この記事は新建ハウジング10月20日号 1-3面(2022年10月20日発行)に掲載しています。
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