住友林業(東京都千代田区)はこのほど、豪子会社のHenley Properties Group(Henleyグループ)が豪大手ビルダーで初めてすべての戸建て注文住宅に太陽光パネルを標準搭載したと発表した。
Henleyグループは、豪州4州で戸建て住宅やタウンハウス(連棟式住宅)の建築・分譲販売を展開。太陽光パネル(4.68~6.24kW)の標準搭載は、ビクトリア州で6月、クイーンズランド州で8月に開始した。オール電化を標準仕様とし、電気暖房機器、エアコン、IH調理器具、温水器を装備。このほか選択する商品・オプションによっては、日常生活の使用電力を太陽光発電で創出するエネルギーで賄え、ZEHを実現するという。太陽光発電とオール電化の組み合わせによって光熱費を最大75%節約し、スコープ3に該当する「暮らすときのCO2排出量」を最大100%削減できる。商品は予算に応じてプランを選べる「Essence」「Collection」「Reserve」の3種類を用意し、多様なニーズに応えるオプションをそろえた。
同社は、今回の取り組みを皮切りに豪州での太陽光パネルの搭載を推進し、社会の脱炭素化に貢献するとしている。
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