岐阜県立森林文アカデミー(岐阜県美濃市)では、地元岐阜県産材を活用しつつ社会資本として優れた木造建築物を表彰する「ぎふの木造建築AWARD」を企画、現在物件を公募している。
森林、木材、木造建築について十分理解した設計者を育成するために、アカデミー短期技術研修部門が企画したもの。アカデミーが11月3日・4日に開催する学園祭「翔楓祭」で、口頭発表とパネル展示による公開審査を経て最優秀賞を決める。
コンペでは、森林の状況を踏まえながら、長寿命、自然共生、省エネルギー、持続性、物語性などのテーマを通じて、いかに社会資本として建築を創造するか、木造建築現場で求められる総合的な設計力が問われる。
対象となる物件は、主な構造材として岐阜県産の木材を使いた住宅および一般建築物で、10月19日までに竣工から1年以上経過したもの。新築・増築・改築を問わない。
応募図書には、建築概要・主旨、平面・立面・断面・詳細の図面とともに、躯体の構造検討書、12カ月分の光熱費使用量・料金を提示する必要がある。詳しい問い合わせ先は事務局の小原氏・辻氏まで。電:0575-35-2525。
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