城東テクノ(大阪市)は10月、外装部材ブランド・GAISOから、延焼防止建築物に使用できる75分準耐火構造認定の「防火対応 軒天換気材(軒ゼロタイプ)」を発売した。
建築物の木造化を進めるため、2019年に改正された建築基準法で延焼防止建築物が規定された。軒裏に75分準耐火構造を求められるため、小屋裏換気を実現するためには大臣認定取得の換気材を使う必要がある。こうしたニーズに対応する商品として、業界初という75分準耐火構造認定取得の軒天換気材を開発した。
延焼防止建築物でもスムーズな小屋裏換気や屋根通気を実現。75分準耐火構造の告示では、軒裏に強化せっこうボード2枚張り(計46mm以上)が必要だが、今回の新商品は換気材のみで認定を取得しているため、軒天材を用意する必要がない。防火被覆ラインの連続性を保ちながら、通常時は側面の外壁通気用の穴でも換気ができる。
また、送風散水試験で雨仕舞いを検証。 雨風が吹き込みやすい屋根の水上側・ケラバ側でも安心して施工できるとする。
製品構成はカラーGL鋼板+熱膨張性シート+強化せっこうボード。長さ1820mm。有効換気面積は小屋裏換気用穴100、外壁通気用穴11cm2/m。ホワイトとブラックの2色。1万8000円/本(ビス、ビス穴キャップ付属)。
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