フォーセンス(東京都千代田区)とダルトンホーム・ディベロップメント(東京都目黒区)が提携し、2021年11月からネットワーク展開している「DULTON HOME BUILDERS」(ダルトンホーム・ビルダーズ)の加盟数が全国15拠点となった。このほど、福岡県と岐阜県で加盟店のモデルハウスがオープンし、年内には埼玉県にもオープンする予定だ。また、福岡県内の総合展示場にも出展することが決まっている。この動きに呼応して、フォーセンスはこのほど、加盟店への見込み客の送客をさらに強化すると発表した。10月には顧客向けのホームページをリニューアルし、DULTON公式SNSやHP、全国のDULTON直営店13店舗とも連携して情報発信の強化を図った。20万人が登録しているというDULTON会員へも定期的な情報発信を行う。
フォーセンス代表の飯嶌政治さんによると、「発足から1年経ち、ダルトン会員からの問い合わせも増え、ダルトンショップから顧客を紹介するケースも出てきている」という。ただ、これらの中には拠点がなく対応できないエリアもあった。送客を強化し加盟店へのサポートに一層力を入れると同時に加盟店数も増強し全国のダルトンファンの声に応えていく考えだ。
ダルトンホーム・ビルダーズは、インテリア雑貨メーカー「DULTON」の住宅会社であるダルトンホーム・ディベロップメントとフォーセンスが提携して展開する住宅ネットワーク。加盟店は30万人口に1社のエリア制で、地域名入りのオリジナルロゴによりダルトンホームブランドを活用できる。ダルトンアイテムを特別価格で購入できるほか、取扱店としてのショップ展開も可能だ。
企画住宅は、売りやすく合理的な価格設定の合計9プランを用意。8×8(28.79坪)・7×9(28.30坪)・6×10(28.29坪)の各サイズに、北玄関・南玄関・東西玄関の3パターンを取りそろえている。室内建具・室内窓・バルコニータイルなどのオリジナル部資材の活用により、他社との差別化が可能とする。今後も、オリジナル仕様や新商品を追加していくという。加盟店専用ホームページや、プランブック・コンセプトブック・のぼりなどの販促ツールを用意しており、施主にはオリジナルメンバーズプレートを贈呈する。
市場が縮小する中では、住宅のバリエーションを持つことも戦略の一つだ。飯嶌さんは、「ダルトンのコアなファンを確実に取り込める商品として自社の武器の一つにして欲しい」と話す。
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