電通(東京都港区)はこのほど、就職活動を終えた2023年卒業予定の全国の大学生・大学院生863人を対象に「Z世代就活生 まるわかり調査2022」と題した調査を実施し、その結果を発表した。
『就職活動における情報収集に動画メディア(YouTube)を活用したか』聞いたところ、63.3%が「かなり活用した・まあ活用した」と回答した。また、『就活で活用したSNS/デジタルプラットフォーム』を聞いたところ、最も多かったのは「LINEオープンチャット」(59.7%)と「Twitter」(59.0%)だった。マクロの検索エンジンよりもまずは身近なツールから情報収集をする“検索離れ”といわれるZ世代の潮流を反映する結果となった。
『就活で内定を承諾するフェーズにおいて影響を及ぼしたもの』としては、内定者の口コミがわかる就活サイト「ONE CAREER」が22.6%で最多となるとともに、「親・家族・親戚」も20.7%となった。内定承諾には「オヤカク(親の確認)」が影響すると言われており、これはZ世代の特徴である「家族との距離感の近さ」が要因と考えられる。こうした結果から同社では、採用コミュニケーションは、親世代へのアプローチも重要としている。
調査期間は7月16日~26日。Z世代は、1990年代半ばから2000年代の初めに生まれた若年層を指す。
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