内閣官房・COVID-19 AI・シミュレーションプロジェクトは、「ウィズコロナ時代の実現に向けた主要技術の実証・導入に向けた調査研究事業」(三菱総合研究所委託)の一環として「保育所等及び高齢者福祉施設における感染リスクの低減に向けた改善提案」を9月21日からスタートした。施設それぞれのケース(提案枠)に対する換気などの環境改善提案を募集するもので、保育所等4事例、高齢者施設等2事例を予定。現在、神奈川県の幼稚園の改善提案を募集している。
同事業は、室内でのエアロゾル感染リスク低減のため、換気などの感染対策を実施できる環境整備の重要性について発信することが目的。日常的に人が集まる保育所等や高齢者施設等で、施設の課題を改善するための効果的な感染リスク低減方法を実装、その結果を取りまとめた事例集を作成し、改善を検討する施設の参考になるよう内閣官房ウェブサイト等で公表する。
具体的には、事務局が課題事例(ケース)を提示。事前に有識者が対象施設の換気状況等の現状を測定し、各施設の要望も踏まえ、改善を求める課題を設定している。ケース1として大阪府の特別養護老人ホームの提案募集は10月12日に終了しており、ケース2神奈川県の幼稚園は10月28日締め切りで募集。今後、ケースは随時更新する。
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