自らもつくり手として地域の家づくりを担いながら、自社のノウハウを結集した住宅商品をはじめ、営業ノウハウや独自資材などを提供するネットワーク展開を行っている工務店がある。本連載では、そんな工務店・ネットワークを率いるトップに、新建ハウジング発行人・三浦祐成が突撃取材。加盟店と接する中で見えてきた「成功する工務店」の共通項とはなにか、これからの住宅業界を見据え、自社・ネットワークをどう展開していくかなど、“今こそ聞きたい話”を深掘りする。
第2回は、地域のライフラインを担う企業として愛されながら、全国の加盟店に向けて多角化・連邦経営を成功させるためのノウハウを提供するジョンソンホームズ代表取締役・ヤマチユナイテッドグループCEOの山地章夫さんに話を聞いた。
三浦:私は以前から地域で価格の多層化&事業の多角化を進めて、その地域の住生活ニーズを総取りする「ワンストップモデル」を提唱してきた。ジョンソンホームズはそれを体現しているように思う。
山地:おっしゃる通り、多角化経営がうちのアイデンティティー。住宅事業をコアに置き、例えばインテリア事業などの周辺領域に多角化しながら、地域のライフライン化を進めている。リスク分散や会社・個人の成長といった目的もあるが、一番はシナジー(相乗効果)を創出すること。領域が近い事業に取り組んでいくと・・・
この記事は新建ハウジング10月10日号 16面(2022年10月10日発行)に掲載しています。
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