Facebookではしょっちゅう書いていることですが、改めてまとめておきたいと思います。今の太陽光発電は、これまでの使い方と大きく変わっています。これまでは「できるだけ昼間に電気を使わずに、余剰電力を大量に売電する」のが経済的には有利でした。これは余剰電力の買取単価が高く、電気代が安かったからこその戦略でした。ところが、今現在、買取単価は非常に安くなり、逆に電気代は昨年より20%以上アップという強烈なペースで上がり続けています。その結果、できるだけ自家消費率を向上させるのが有利となります。
実際、東京電力のエリアでどの程度電気代が上がったのかを確認してみます。オール電化住宅でもっともよく使われているであろう「スマートライフS」というプランの場合、最もよくある60Aでの契約なら基本料金は1716円、ベースの単価は6時から23時は25.8円/kWh[表A]、23時から6時は17.78円/kWh[表B]となっています。これだけを見ると安く見えます。
しかし、実際にはこのベース単価に、燃料費調整額と賦課金が上乗せされます。賦課金は・・・
この記事は新建ハウジング10月10日号 9面(2022年10月10日発行)に掲載しています。
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