AGC(東京都千代田区)は10月11日、グループ会社であるPT Asahimas Flat Glass Tbk(インドネシア)およびAGC Flat Glass (Thailand) Plc.(タイ)の2社で製造する建築用フロートガラスが、環境製品宣言(EPD)を取得したと発表した。同社グループがアジア地域で製造・販売する建築用ガラス製品のEPD取得は今回が初。
EPDは、原材料の調達から生産まで、製品に関わる環境情報を開示するもので、顧客は使用する製品の環境負荷を定量的・客観的に評価できるようになる。今回取得したEPDは「タイプⅢ環境宣言」で、データはサステナブル経営推進機構(SuMPO)によって検証・認証された。EPD認証を受けた材料の使用は、各国の建築規制の要件を満たすだけではなく、米国グリーンビルディング協会によるLEEDなどグリーンビルディング認証の取得にも貢献する。
同社グループは、今回の環境ラベル認証取得を活用し、アジアでの建設産業のグリーン購入・調達に貢献できるとして、コーティングガラス、複層ガラス、装飾ガラスなどの高機能ガラス製品においても、同認証取得を目指すという。
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