福岡県筑後地域の工務店6社で発足した朝倉市の地域活性化プロジェクト「よか良家(よか)プロジェクト」の第1期合同展示場・よか良家ヴィレッジが9月17日、同市内にオープンした。参加各社は「大手ハウスメーカーの勢力が強まっている」と感じる中、工務店ならではの家づくりの魅力や特徴を発信しながら、地域の工務店・住宅産業の活性化に取り組む。同時に地域経済の発展や、雇用の創出による移住・定住促進につなげていき、「地域、工務店、未来、全てが良かったと言えるプロジェクト」を目指す。
同プロジェクトは、エステート工房(朝倉市)、手嶋組(同)、時川建設(同)、ナカガワ(久留米市)、フルハウス(筑後市)、REN-STYLE(レンスタイル、うきは市)の6社で発足した。会長(同プロジェクト代表)は手嶋組社長・手嶋誠一さんが務める。
一般公開に先立ち開催された合同展示場・よか良家ヴィレッジのオープニングセレモニーには、林裕二・朝倉市長や市議らも参列し、工務店連携による良質な住宅の供給や地域活性化などに寄せる期待の大きさをうかがわせた。手嶋さんは市長らを前に、同プロジェクトを「建築版の地産地消」と定義しながら、「地元の業者、地元の職人の手でつくり、地域の活性化を目指す」と宣言した。
また、若年層を中心に、地元で暮らしたい・働きたい志向が強まっており・・・
この記事は新建ハウジング10月10日号 4面(2022年10月10日発行)に掲載しています。
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