千博産業(静岡県浜松市)は、同社制振事業部門を分社化し、10月4日付けで新会社「evoltz」を設立したと発表した。資本金は1億円、代表取締役は渥美幸久氏。
同社は、木造住宅向け油圧式制振装置「evoltz」を開発し、BILSTEIN社に製造を委託している。自動車関連技術を応用することで小型化し、日本、ドイツ、アメリカで特許も取得した。新会社では、制振装置の企画・開発、販売、木造建築の構造計算および構造面のサポート事業を行う。evoltzを通じて構造面に関する工務店のパートナーとして役割を果たすとしている。
同時に組織編成を実施し、本社・東海支店、東日本支店、西日本支店の3拠点体制で、顧客サポート力と技術開発力の強化を図る。また、構造担当部門を新設し、構造分野においても顧客サポートを進めていくとしている。
2023年4月に、特許技術のバイリニア特性を活かした新製品をリリース予定。これまで以上のエネルギー吸収力で、日常から大地震まで幅広く人、住宅を守るという。
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