国土交通省は10月5日、65件の建設機械と装置群を「ICT建設機械等」として初めて認定した。同認定制度は、工事の設計データを搭載することで運転手に作業位置をガイダンスする機能や運転手の操作の一部を自動化する機能を備えた建設機械を「ICT建設機械等」として認定するもので、本年7月1日にスタートし、該当する機械等を国交省が募集していた。今後は新生があれば随時認定する。
国交省はまた、今回の初回認定に合わせて、ICT建設機械等に付すことができる「認定表示」(マーク)も公表した。今回認定された機械等は、ICT建設機械が19件、後付けも含むICT装置群が46件。
国交省は、ICT等を用いた効率的な施工を目指す「i-Construction」を2016年度から推進。、直轄工事で対象になり得る工事の約8割でICT施工が実施されているが、中小建設業への普及拡大が課題となっているとしている。
そのため、施工業者が安心してICT建設機械を選定・導入できるようにするため、国交省が一定の機能を持つ建設機械と後付け装置を認定・公表する仕組みを導入した。国交省は、認定表示を付すことで、認定を受けたICT建設機械等であることがひと目で明確となり、円滑な現場導入の一助となることが期待できるとしている。
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