エー・ビー・シー開発(大阪市)は10月7日、戸建て(注文・分譲)購入経験のある全国の男女500人を対象に実施した「戸建て購入に関する調査」の結果を発表した。購入後に感じた後悔・不満な点を聞いたところ、「間取り」(20.4%)と回答した人が最も多く、ローンの返済額等を含む「費用面」(18.6%)、「内装や設備」(12.4%)が続いた。一方、購入時に最もこだわったところについても、「間取り」(25.8%)が最も多く、次いで「立地」(10.2%)、「日当たり」(9.0%)という結果になった。「後悔」「こだわり」のいずれも「間取り」が1位となったことから、購入時によく吟味すべきポイントであることがわかる。
サステナブル・エコな戸建てを購入した人の方が、満足感・幸せを感じている割合が高い傾向にあることも分かった。戸建て住宅を購入した人に、日常に満足感・幸せを感じることがあるか聞いたところ、「よく感じている(16.2%)」「感じている(30.8%)」と回答した人は約半数だった。「感じることがある(32.6%)」を合わせると、約8割が日常に幸せを感じていることがわかった。これを、エコ・サステナブル機能が搭載された一戸建て住宅を購入した人を対象に見てみると、全体よりも満足感・幸せを「よく感じている(45.8%)」と回答した人の割合が高くなった。
購入した戸建てサステナブル・エコの機能が「搭載されている」と回答したのは3割で、最も多かった機能は「太陽光発電」(62.0%)。そのほか、「高性能断熱」(34.7%)、「換気システム」(33.3%)、「省エネ照明」(31.3%)などが3割超えとなった。年々高まるエコ意識が、住宅選びにも反映されてきていることがうかがえる結果となった。
戸建てを購入したことについては、64.4%が「良かった」、29.0%が「どちらかというと良かった」と回答し、9割以上の人が肯定的に感じていることがわかった。購入したメリットとして、「自由な家づくり(19.6%)」「部屋数が多い(13.8%)」「騒音トラブルが起きにくい(9.8%)」などがあげられている。
本調査は、エー・ビー・シー開発が手掛ける住まいと暮らしのテーマパーク「ABCハウジング ウェルビーみのお」のオープンに先立ち、戸建て購入経験のある全国の男女500名を対象に行ったもの。近畿圏最大級の総合住宅展示場として 1978年にオープンした「千里住宅公園」(大阪府吹田市)を2023年2月末で閉場し、北大阪急行線の新駅・箕面萱野駅の開業を控えた注目の好立地 「新箕面エリア」に2023年3月、「ABCハウジング ウェルビーみのお」として新た開設する。
ライフスタイルを体験できる 「モデルホーム」や カフェ&レストラン、ボタニカルショップ、アスレチック、イベントガーデンなどが集まる住まいと暮らしをテーマにした複合型施設となっている。4万274㎡(約1万2183 坪)。42棟のモデルホームが出展する予定。
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