基本は三方よし
これまでも、そしてこれからは一層、三方よしが建築と事業の基本となる。建築時も建築後も資源やエネルギーを消費し長期使用される住宅をつくり守る工務店は特にそうあるべきだ。
自社や経営者の利益最優先の姿勢は社会からも社員からも支持されず、そんな姿勢のままの昭和型経営者の存在が最大の経営リスクと言える。
一方で施主にとって家を建てる一番の目的は「家族の幸福」で、その中にはコストの抑制も含まれる。施主の目的を満たしながら、脱炭素をはじめとする社会課題の解消にも貢献し、自社の利益を確保する。難易度は高いが、こんな三方よしの家づくり・経営を実践できる工務店が選ばれ、応援され、経営を持続できる。
3つの基本要件
エコハウスはこの三方よしを実現するシンプルで有効な手段だ。そう考え、筆者と新建ハウジングは創刊当初からその普及に取り組んできた。
筆者が考えるエコハウスの基本要件は以下の3つだ[図1]。
①ロングライフ
②ローエネルギー&リソース
③ローストレス
高断熱高気密=エコハウス?
この3つを実現するうえで欠かせないコア技術が・・・
【解説:新建ハウジング発行人 三浦祐成】
この記事の続きは、『新建ハウジング別冊・月刊アーキテクトビルダー10月号(2022年9月30日発行)/エコ建材 超コスパ仕上げ術』P.43~でご覧ください。
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