住宅価格の上昇が深刻化する今、無垢材や自然素材を用いながら性能とデザイン性を確保した良質な住宅を、少しでも価格を抑えて提供することが重要なテーマとなっています。そんな状況のなか、地域工務店には、高い設計力によって暮らしやすさを損なうことなく、コンパクト化を図り、コスパの高い建材・設備を使うことでクオリティを落とさずにコストダウンを実現する工夫が求められています。単純にグレードを下げてコストダウンするのではなく、コスパの高い建材・設備選びや仕上げのテクニックによってコストを抑えている事例などを紹介します。
ロングライフな素材でつくる超高性能・コンパクト住宅
脱炭素化をはじめ時代の要請として住宅の省エネ化・高性能化が求められるなか、物価高やウッドショック・資材ショックが住宅業界を直撃している。地域の生活者に寄り添う工務店にとっては今後、性能は当たり前として、木材・自然素材やデザイン性など地域の工務店ならではの特色を打ち出しつつ、いかにしてコストを抑えながら家づくりを行っていくかが大きなテーマとなる。こうした状況を見据えながら、サトウ工務店(新潟県三条市)とネイティブディメンションズ一級建築士事務所(新潟市)は・・・続きはこちら
【ウッドシップ】高性能化は大前提「コストダウンは総合力」
性能と価格、どちらも生活者にとってはたいへん重要だが、高性能化は価格に跳ね返りやすい。ウッドシップ(東京都小平市)は、今の市場で求められる水準をコストパフォーマンスよく実現するための工夫を重ねている。社長の酒井忠雄さんは「コストダウンは総合力」とし、設計、標準仕様、そして営業や集客のあらゆる過程で、戦略的にコスパに優れた家づくりを追求する。・・・続きはこちら
発泡ウレタンの不燃化技術開発、実験動画を公開
アサノ不燃(東京都江東区)は、発泡ウレタン断熱材を不燃化する技術を開発したと発表した。特許技術を使い、表面に新開発の処理液を塗布することで、発泡ウレタンの不燃化を実現。不燃処理をほどこした発泡ウレタンと未処理の発泡ウレタンを比較する燃焼実験動画を公開した。未処理のものは・・・続きはこちら
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