北洋銀行(札幌市)はこのほど、住宅金融支援機構と提携して取り扱う全期間固定金利型住宅ローン「ほくよう長期安心ローン【フラット35】」の手数料を引き下げると発表した。ゼロカーボン住宅を対象とした「【フラット35】S(ZEH)」を、全国最低水準の手数料率で取り扱う。実施期間は2023年3月31日(正式申込受付分)まで。
住宅金融支援機構は、脱炭素社会の実現に向けた取り組みを加速させるため、10月から「【フラット35】S(ZEH)」を開始。同行では「ZEH」のほか、「北方型住宅2020」(北海道)、「札幌版次世代住宅」(札幌市)認定の省エネ住宅も「ゼロカーボン住宅」とし、手数料率0.33%で取り扱いを開始する。なお、申請には適合証明書などが必要。
「ゼロカーボン住宅」の対象外の場合は、給与や年金振込、ほくようスマート通帳などの「取引条件あり」で改定前の1.1%から0.66%、「取引条件なし」は改定前の2.2%から0.88%に引き下げる。
今回の手数料引き下げは、北海道との連携事業の一環として「ゼロカーボン北海道」実現促進を図ることが目的。同行は今後も「ゼロカーボン北海道」に向けた取り組みを促進し、持続可能な地域社会の発展に貢献していくとしている。
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