SBI少額短期保険(東京都港区)は8月23日~27日、持ち家に住む全国の20~60代を対象に地震災害に関するアンケート調査を実施した。有効回答数は500人。
仮に地震が発生した場合、その再建費用の何%を保険・貯蓄などで準備しているか聞いたところ、「100%(万全の備えをしている)」と回答した人は6.3%、「80%」は7.9%、「50%」は25.1%だった。
火災保険では地震を原因とする倒壊・火災などの被害が補償されないことを「知っている」(「なんとなく知っている」を含む)と答えた人は86%。一方、地震保険の補償額は火災保険の半分までということを「知っている」(同)と答えた人は49%にとどまった。東日本大震災以降、地震補償への関心は高まっているが、補償額の上限に関する認知はまだ十分ではないことがわかった。
また、被災した場合の自宅再建の備えとしては「地震保険」「貯蓄やその他金融資産」で準備している人が多かった。同社では「住宅ローンを借りている場合、被災した際に二重ローンに陥る可能性があるため補償内容の確認が必要」と呼びかけている。
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