商業空間のインテリア設計・施工を行う藤田建装(東京都台東区)はこのほど、オーダーメイド家具ブランド「cazari(かざり)」を立ち上げ、第1弾としてテーブルやカウチなど10アイテムを発表した。
同社は2024年に創業100年を迎えるにあたって新ブランドを発足。「かざりむすび」をコンセプトに、約100年間で培ってきたものづくりのマインドとノウハウを活かしたオーダーメイド家具を提供する。ブランド名は創業時の商号「藤田店飾(ふじたみせかざり)専門店」から引用。コンセプトには、ヒトや世代、世界が「cazari」を通じてつながり、結ばれるという願いが込められている。
第1弾では、ウォールナットの同形状のパーツを積み重ねることで意匠性をもたせたテーブル「YUI-01」や、無垢材とレザーを組み合わせたソファなどを提供。「cazari meets asakusa」シリーズでは、浅草周辺のさまざまな伝統産業を家具に取り入れ、日本文化や伝統産業の魅力を発信する。同シリーズのカウチソファ「EN-01」では、使われなくなった着物の帯をデザインに取り入れている。
「cazari meets PETFRIENDLY」シリーズでは、さまざまなインテリアにマッチするペットフレンドリーなアイテムを提案。ペットハウス「KZN-02」は、清掃のしやすさとメンテナンス性を重視したデザインで、格子のパーツは1本単位で交換できる。
いずれも、形状・デザイン、サイズ、仕様、材質などを変更・オーダー可能。cazariショールーム(東京都台東区)で、実物サンプルを確認できる。
同社は、EC販売を含めた事業を展開するとともに、地元企業とのコラボレーションによって観光客が激減した浅草など地域活性化を目指すとしている。
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