日菱企画・住宅産業塾(東京都港区)は、スタートアップ企業のlog build(ログビルド、神奈川県藤沢市)と、10月1日にパートナーシップを締結したと発表した。住宅の現場品質、安全、整理整頓や現場監督の業務効率向上を、両社が補完しながら展開していく。
これにより、ログビルドが提供するリモート施工管理を実現するためのサービス「Log System(ログシステム)」を活用し、住宅産業塾が毎年開催する「魅せる現場コンテスト」での新たな取り組み「遠隔現場審査」を開始。ログシステムで使用する品質検査のマニュアルやチェックシート、安全管理マニュアルなどのビルダー支援マニュアルを監修する。また、ビルダー向けの安全管理、品質管理、遠隔現場コンサルなどのリモートでのビルダー支援サービスを開発する。
同社は、品質や安全マニュアルなどを監修し、「魅せる現場コンテスト」や現場コンサルティングにおいて同システムを活用することで、指導する側、指導を受ける側双方の時間短縮が図れるなど、活用の幅が広がるとしている。
工務店の現場監督は、仕事が多岐にわたり移動も伴うため常に忙しく、業務効率の向上が求められている。ログビルドが提供する、VR写真による360度のリモート安全管理・進捗管理アプリ「Log Walk(ログウォーク)」や、リモート現場立ち合いに特化したリモート品質管理アプリ「Log Meet(ログミート)」は、現場全体の可視化や遠隔での品質管理が可能なシステムとして注目されている。
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