国土交通省が8月31日に発表した7月の新設住宅着工戸数は、前年同月比9.6%減の7万5421戸だった。2カ月連続の減少。ただ、前年のこの時期は、住宅エコポイント終了による一定の駆け込み需要があったことなどにより大きく増加していたため、その反動減という面が大きい。季節調整済みの年率換算値は87万戸と前月比4.0%増で、国交省は「持ち直しの動きは継続している」との見方を示している。
利用関係別では、持家は前年同月と比べると12.5%減と4カ月ぶりの減少。ただし、季節調整値は年率31.1万戸で前月比5.8%増。2カ月ぶりに30万戸台を回復した。
分譲住宅は戸建てが前年同月比0.5%増の1万0428戸と、3カ月連続の増加。マンションを含めた全体でも同1.2%増の2万0482戸と前月のマイナスから再び増加に転じた。
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