積水ハウス(大阪市)は9月30日、内装建材大手のマルホンの買収を発表した。投資ファンドのアント・キャピタル・パートナーズが保有するマルホン(浜松市)の普通株式を同日付で全株取得した。積水ハウスはこれまでもマルホンのフローリング等の内装建材を採用しており、子会社化によって連携を強化する。
マルホンは、無垢木材のインテリア材を中心に木質建材の輸入・企画・製造・販売を手掛け、高品質・高付加価値の商品力が強み。国内外の原産地に豊富な木材調達ネットワークを有している。マルホン100%子会社のワイス・ワイスは、国産材・地域材を使った家具づくり・空間づくりで人気が高い。
また、マルホンは業界に先駆けて国際的な森林認証制度であるFSC認証や、生産物の加工・流通過程を認証するCoC認証を取得。積水ハウスはこうした、環境への配慮と高い商品力を両立させたマルホン、ワイス・ワイスの強みも活かしていく考え。
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