10月1日から、住宅性能表示制度の評価方法基準における内部結露防止策について、内部結露計算のルールが一部変更される。日本セルロースファイバー断熱施工協会(JCA)はこれを受け、9月6日と13日の両日、臨時の勉強会を開催。これまで、防湿層を省略できた仕様も、防湿シートの施工が必要になる可能性があるとして、会員らに注意を呼び掛けた。
今回変更されるのは、①室内条件(温度、相対湿度)②標準年気象データの2点。①は、10℃・70%から、15℃・60%となる[表]。②は、外気条件となる最寒月の平均気温として用いる標準年拡張アメダス(EA)気象データを、1981~1995年のデータ(842地点)から、2001~2010年836地点)のものに変更する。
同協会によると、①によって露点温度が2.5℃ほど・・・
この記事は新建ハウジング9月30日号 15面(2022年9月30日発行)に掲載しています。
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