一般社団法人住宅開口部グリーン化推進協議会(AGW、東京都中央区)が8月5日、発足した。会長は松本浩志氏(マテックス)、副会長は田村光宏氏(LIXIL)、奥谷和正氏(三協立山)、木村龍氏(不二サッシ)、監事は渋谷和徳氏(LIXIL)が務める。
2050年カーボンニュートラルの実現に向け、開口部の省エネリフォームなどの「住宅のグリーン化」を推進し、住宅分野の脱炭素化を進めていく。全国の製造事業者や流通事業者、施工事業者など、裾野が広い省エネリフォーム業界の多数の事業者と協力することで、この動きを加速させたい考え。具体的な活動としては、国の施策等情報の迅速かつ的確な発信、開口部リフォームの効果に関する調査・研究と性能評価方法の策定・普及活動、住宅グリーン化の課題に関する政策提言、普及・啓発活動、人材育成などの事業を行っていく。
会長の松本浩志さんは発足に際し、「“開口部を変えると、未来が変わる” このような想いのもと、持続可能な社会の実現に向けて、開口部のグリーン化を推進することを目的としてAGWを設立いたしました。日本国内では、今ある既存住宅の約 9割が現状の省エネ基準を満たしていない状況です。こうした喫緊の課題の解決に向けて、裾野が広い業界の特徴を力に変えるべく、会員の皆様と協働で普及・啓発活動を行い、次の世代に明るい未来を受け継げるよう努めてまいります。AGWの理念にご賛同いただける皆様のご入会と積極的な活動へのご参画をお待ちしております」とコメントした。
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