厳しさを増す住宅市場で、自分らしく生き残ることを模索する2022年の「小さな工務店のためのブランディング講座」。工務店にとって当たり前の発信ツールと化したSNSですが、今回は改めて効果のある運用方法を解説します。
SNSでの情報発信、コミュニケーションが一般化した今、最低でもInstagramはやっている工務店も多いのではないでしょうか。ブランディングを考える上で、SNSでの発信の仕方は実はとても重要なポイントとなります。
ウェブサイトはプロに任せて
素敵なものができていても…
工務店の場合、「自社サイトの構築はプロに任せて、SNSは自社で」というスタンスのところがほとんどではないでしょうか?写真とテキストがあれば投稿できる、スマホからも簡単にアップできるという手軽さから、SNSの運営は代表や広報スタッフ、またはスタッフの持ち回りでこなしているパターンが多いように思います。
しかしながら、見込み客とのファーストコンタクトを考えると、二昔前のように折り込みチラシやポスティングから「詳しくはWEBで」と自社サイトへ誘導していた時代と違い、SNSでの検索や「おすすめ」から、その工務店の存在を知ることが多くなった今、SNSは第一印象を決める重要なポジションにあるツールだということを認識して運用している工務店はそう多くないように思います。
お金をかけて自社サイトを制作しても、SNSで使っている写真やコピーが、その工務店の魅力を伝え切れていなければ、フォローやいいねもつきませんし、自社サイトへ誘導することもかなわないでしょう。「SNSは、とりあえずやってはいますが…」という感覚の経営者がいたら、それはぜひ考えを改めていただければと思います。
例えば、こんなSNS運用はNG!
実際に工務店のInstagramやYouTubeを拝見してみると・・・
この記事は新建ハウジング9月20日号 10面(2022年9月20日発行)に掲載しています。
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