LIXIL 住宅研究所のフィアスホームカンパニーは6月20日〜7月23日まで住まいの情報サイト「おうち*くらぶ」において、既婚女性(ミセス)210人を対象に「家事」をテーマにしたアンケートを実施した。2007年にも同様の調査を行っており、5年前の結果と比較すると興味深いことがわかった。
まず、日常の家事についてどの程度負担を感じているか聞くと、「非常に負担に感じている」が23%、「ある程度負担に感じている」が53%で8割近い女性が家事を負担だと感じていた。「どちらとも言えない」は10%、「それほど負担に感じない」は12%、「負担に感じない(むしろ好き)」は2%だった。
07年調査では「負担に感じている」が16%、「ある程度負担に感じている」が51%だったことから、今回調査では家事の負担感が約10%増加したことになる。
家族形態別にみると第一子が未就学児の家族で85%、第一子が小学生の家族で97%の女性が家事を負担に感じていた。
負担に感じる家事ワースト10の1位はダントツで「食事の支度」(67件)。これに2位「掃除全般」(38件)、3位「お風呂掃除」(37件)、4位「洗濯全般」(32件)、5位「食事の後片付け」(29件)が続いた。
食事の支度について自由回答をみると「共働きで考える時間がない」「毎日の繰り返しだから」「献立に悩む」「食事の支度以外は1日に1度以下で済む」などの声があった。掃除全般については「うまく収納できない、収納場所がない」「やってもやってもすぐに汚れる」「掃除機をかける以外の掃除の仕方がわからない」といった回答がみられた。
調査の詳細は、「おうち*くらぶ」で公開している。
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