東邦レオ(大阪府大阪市)は9月3日、従来よりも最大20%低コストを実現した屋上緑化工法「スマートシステム」を発売する。
屋上緑化は、条例などによる義務化や助成制度の整備によって導入が増えている。国土交通省の調査(全国屋上・壁面緑化施工実績調査)によれば2000〜2010年の11年間で300ヘクタール以上の屋上緑化が創出されている。利用植物は、芝生主体が23%、セダム(多肉植物)主体が22%、草本主体が10%、低木主体が6%、複合植栽が31%と多岐にわたり、ニーズも多様化している。
こうした状況を受けて同社は、芝生・セダム・草花・水生植物から低木・中木まで1つのシステムで20種類の植物を同時に生育できる基盤構造を開発。さらに植物の種類やデザインを固定して部材を共通化することに加え、工事量のスケールメリットを活かしてコストダウンを実現した。
シーンに応じて、屋上全面を植物で被覆する「条例対応(環境対策)」、人の交流の場とする「集う」、デザイン性に配慮した「魅せる」の3プランを設定。価格は1万4000円/m2〜。
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