設計営業の先駆けとして知られるコラボハウス。今どきの見込み客の間取りに対する関心はどこにあるのか。どのようにコミュニケーションを取っているのか。同社の経験豊富な設計者である竹本礼氏と若手設計者の富永琢斗氏に取材した。
ポイント① 設計営業はスピード感が大事
◉同社の建て主は30歳前後で小さい子供が1〜2人いる世帯が多い。40代以上は少なめだ。工事費は支店により異なる。松山市の久万ノ台オープンスタジオは2200万〜2700万円の建物が主流だ
◉建物は30~35坪の下屋付きの2階建てが多く、平屋も人気。洗濯室や土間収納など家事楽絡みの要望が増えたため1階の床面積が膨らみやすい。逆に2階はバルコニーの需要が減った
➡1・2階で求められる床面積の差が大きく、吹き抜けなどでは調整できない。そのため総2階の建物が減ってきている
◉営業の流れは以下の通り。初回打ち合わせは同社の理念と家の特徴を説明。土地がある場合はヒアリングも実施。敷地調査のアポを取る。1週間後にプラン提案、翌週に2回目の提案
➡多くは2回目の提案をした後に仮契約。以降、打ち合わせは週に1回のペースで進めていく。スピード感を重視している
◉主力の設計者は年間約40組にプラン提案を行う。そのうち12〜15組が成約。内装などの仕様決めはコーディネーターが担当する場合もある。実施設計は別の担当者が行う
ポイント② LDKと玄関の配置
◉輸ここからは同社が手掛けた住宅を題材に、間取りに関連する最近の傾向や建て主の要望、それをふまえた各スペースの配置のポイントや動線のまとめ方などについてまとめていく
◉まず敷地形状と道路付けから駐車場の位置を決定。次に・・・・・
この記事の続きは、『新建ハウジング別冊・月刊アーキテクトビルダー9月号(2022年8月30日発行)/超ときめき★プラン術』P.52~でご覧ください。
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