リノベーション協議会(東京都渋谷区)は、新たにリノベーションコーディネーター資格制度を創設し、9月9日から受験希望者の受付を開始した。中古住宅流通とリノベーションの提供に必要な知識を学ぶことができ、リノベーション事業に従事する人にとって必携の資格となることを目指す。初年度は同協議会の会員企業の社員を対象にスタートし、2023年度以降、一般に対象を広げる予定という。
リノベの市場拡大や国の既存住宅流通活性化施策の推進を受け、業界全体の人材育成を強化し、新卒や転職者の人材獲得・定着につなげることが同制度の狙い。資格取得のため、設計や不動産売買、金融・税制、国が目指す循環型社会などについて横断的に学ぶ。テキストや動画講習で学び、11月の資格試験で一定の理解度に至った場合、資格を取得できる。
同協議会では、資格の普及が、優良なリノベーション住宅の推進や既存住宅流通の活性化につながることを期待している。
・受験資格 :年齢、学歴、取得資格を問わず
・出題形式 :CBT四肢択一式50問90分
・学習方法 :同協議会によるテキストおよび動画講習
・申込期間 :2022年9月9日〜10月31日
・試験期間 :2022年11月1日〜11月30日
・受 験 料 :5500円(税込)
・試験概要、受験申し込み:https://plus.renovation.or.jp/r_coordinator/
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