松尾和也さん流エコハウス設計メソッドを毎月10日号でお届けする本連載。今号は、紙面でもたびたび取り上げているリモート管理が、業界や市場に与える影響を考えます。
FBでも紹介しましたし、またつい最近の新建ハウジング紙面でも大きく取り上げられたのが、リモート現場管理サービスである「Log Walk(ログウォーク)」と「Log Meet(ログミート)」です。これらを開発した会社の中堀社長は、エコモという年間50棟程度の工務店の経営者でもあります。若い頃の監督経験から「この移動時間さえなければ…」という妄想を抱いていたそうです。
工務店さんにもよりますが、平均すると現場に行く回数は39回だそうです。そのうちどうやっても現地に行かないといけないのが9回、検査機関などが5回。あとの25回は、上記の2つのサービスを使えば現場未経験の新卒の社員でも現場管理ができます。実際、エコモでは22歳・新卒未経験の女性が50物件の25工程を(上司のサポート付きではありますが)一人でこなしています。その動画もぜひ見ていただきたいところです。
これができても品質が落ちたら意味がありませんが、リモート管理の25工程には初心者にも分かりやすいチェックリストがついてきます。これがあれば、ベテラン監督がチェックリスト無しでやるより、抜けが少ない可能性もあると思っています。
ここからが本題です。おそらくですが、今の時代の流れからすると・・・
この記事は新建ハウジング9月10日号 5面(2022年9月10日発行)に掲載しています。
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