富士建設(大阪市)は9月5日、クリエイティブユニットgraf(デコラティブモードナンバースリー、大阪市)との新プロジェクトとして、新しい住まいのあり方を提示するリノベーションブランド「Crulib(クルリブ)」をスタートしたと発表した。
同ブランドは、「日々新しい視点からの発見があり、暮らしの可能性がどんどん広がる」ことをビジョンに掲げ、従来の定型化されたLDK型間取りや住み方に束縛されない、自由な暮らし方を提案。多様化するライフスタイルに目を向けた、新しい考え方のリノベーションを提供する。
同社は創業以来、多くの構造物を手がけてきたが、新しいものだけをつくり続けていくのではなく、今あるものに手を加え新たな価値を与えることが、これからのものづくりだという思いから、今回grafとともに新リノベーションブランドを発足。暮らしを本質的に豊かにする新しい住まいのあり方、価値の提供を目指すとしている。
「Crulib」には、くるり+Live(生きる)、Liberty(自由)のように、視点を変えて新しい発見とともに自由に楽しみながら生きるという思いが込められている。
1999年築「南堀江一丁目」の物件では、キッチンや浴室などの水まわりを部屋の中心に配置し、360°回遊できるよう設計。用途を限定されない空間がゆるやかにつながる、自由な暮らしを実現した。
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