清泉女子大学(東京都品川区)は、10~12月に秋の本館(旧島津家本邸)見学ツアーを開催する。秋の開催は3年ぶりとなる。
同大学の本館として使用されている旧島津家本邸は、島津家第30代当主の忠重(1886-1968)の邸宅として、大正6(1917)年に完成。設計および施工監理は、鹿鳴館やニコライ堂などを手掛け、辰野金吾らを育てた英国人のジョサイア・コンドル(1852-1920)。昭和37(1962)年より同大学の本館となり、聖堂や教室・会議室などとして現役で使用されている。2012年には東京都指定有形文化財(建造物)に、2019年には国の重要文化財に指定された。
見学ツアーでは、学生ガイドが本館の歴史や公爵邸時代の様子について説明。当時の応接室、バンケットホール、公爵夫妻の寝室など、建物の奥深さをより理解できるよう案内する。
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