東京都は住宅への太陽光発電設備の設置に対する補助対象を拡充する。これまで、機器等(高断熱窓・ドア、蓄電池、V2H)と太陽光発電設備の同時設置を補助要件としていたが、既に機器等を設置済みの場合は、太陽光発電設備の設置に補助する。
また、電気自動車の電気を家庭でも使えるようにするV2Hの設置に対する補助要件も拡充。これまで、太陽光発電システとEV又はPHVが揃う場合のV2H設置の補助について、補助要件を、「太陽光発電システムの発電出力が3キロワット以上50キロワット未満」としていたが、「50キロワット未満」とし、3キロワット未満も補助対象とする。
いずれも、申請受付期間は9月8日2025年3月31日まで。助成金交付対象の決定(交付決定)の前に契約締結しているものは補助の対象外。ただし、2022年年4月1日から9月30日までに工事完了又は契約締結したものは助成対象となる。
そのほか、▽太陽熱利用システム(自然循環型:太陽熱温水器を除く)や地中熱利用システム(クローズドループ型)の設置、▽賃貸住宅省エネ改修(高断熱窓、高断熱ドアへの改修が対象。太陽光発電を設置する場合には加算)、▽エコキュート等の設置済み又は同時設置の場合の太陽光発電設置――を対象とした助成も実施する。
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